環境と文化のむら(野鳥の森公園)
◯環境と文化のむらとは
環境と文化のむらは、自然とのふれあいや自然の中で育まれてきた文化、文化遺産について子供から大人まで幅広い年代が学べる場所です。
敷地内には雑木林や湿地、川が流れており、全体の広さはなんと50ヘクタールにもなります。
また植物だけでなく様々な昆虫や野鳥が生息していますので、人間が崩していない生態系を学ぶことができるでしょう。
そして、視覚的に学べるだけでなく体験しながら学べる場所もあります。
盆栽作り、ツル細工、その他炊事場もありキュンプができる場所もあります。
都会で生活していたら体験できないことがこちらでは体験できるんです。
それでは次に具体的な施設のご紹介をします。
△自然ふれあいセンター
大人数を収容できる環境と文化のむらの中心的な施設になります。樹の上で生活している鳥や昆虫を観察するために建物が高く作られているだけでなく、双眼鏡も常備されていますのでバードウォッチングがしやすい造りになっています。
△愛鳥山荘
愛鳥山荘の中には約30体もの鳥のはく製が展示されており、鳥の体の仕組みについて詳しく見ることができます。
また、パソコンによるクイズなどで野鳥についての知識を楽しく学べる事もできます。
こちらには愛鳥週間に合わせて、小・中学生が作成した巣箱やポスターも展示されます。
△文化の館
文化の館には縄文時代の遺跡である中山遺跡、奈良・平安時代の岩の山古墳群から発掘されたもの(土器や太刀、勾玉など)が展示されています。
更に当時の生活スタイルをジオラマで復元しており、視覚的にも分かりやすく理解できるんです。
その他にも発掘調査をした時のビデオもあり、歴史的発見の主観を疑似体験できます。
△鳥獣保護センター
また敷地内に入ることはできませんが鳥獣保護センターがあり、県民への応対業務や、傷ついた野生動物の保護などを行なっています。
◯季節による変化
季節によって園内の雰囲気はガラッと変わります。
△春
春になるとフキノトウやスミレが園内の所々で見つけられるはずです。
雑木林にはカミスザクラが咲き、ピンクのグラデーションが春をイメージさせます。
またコナラも春に新葉がでてきて、秋とは違い青々としてきます。またサンコウチョウ、キビタキ、オオルリなどが空を飛び回っているのが目に付くはずです。
アカゲラはドラミング(気を突く行動)をしているので一番簡単に見つかるでしょう。
さらに春の後期になるとトンボも園内に姿を表しますよ。
△夏
ヤマユリがあちらこちらに咲き始め、ヒグラシやツクツクボウシ、ニイニイゼミが元気に鳴き始めます。
カブトムシやクワガタが木に集まることはもちろん、夜になるとヘイケボタルやゲンジボタルが夜の闇にうっすらと光り始めます。
△秋
カツラの木を筆頭に雑技林がカラフルな色に変わる季節です。
ミツバアケビやナツハゼは熟して実をつけ、地面にはドングリやキノコなどが見つけられます。
特に木々の変化が大きい季節と言えます。
△冬
寒い冬がやってくると、野ウサギやリスなどが歩いているのを度々見かけるはずです。
カンジキを履いて動物達がどこに向かっているのかを観察するのも面白いはずです。
雑木林は葉がすっかり落ちてしまっていますが、それが影響して鳥や虫の動きがよく見えるはずです。
カラスが春に向けてエサを地面に隠していたり、タテハチョウの冬越えの様子などが見られるでしょう。
◯住所
〒018-1723
住所 南秋田郡五城目町上樋口字山田沢156-1
◯連絡先
電話番号018-852-2134
FAX018-852-5251
◯入場料
無料
◯営業時間
朝9時?午後5時まで(月曜日(祝日の場合は火曜日)と年末年始(12月31日から1月1日)は休み)
大人数での来訪の場合は調整が必要とのことですので、電話でのご連絡の上相談しましょう。
また、施設内には昆虫、植物に対しての指導員が在中しています。詳しい説明などが必要な場合はご相談ください。