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五城目神明社祭典

五城目神明社祭典

五城目神明社祭典は五城目神明社において行われる地域の祭典です。

 

まず五城目神明社についてご紹介しましょう。

 

五城目神明社は後醍醐天皇の時代に修験日桂山泉蔵院によって作られた歴史の長い神社になります。

 

土地の人々からは「お伊勢堂」とも呼ばれるそうです。

 

拝殿、本殿は町指定の有形文化財になっています。

 

さらに境内にあるイチョウは町指定の天然記念物となっているなど、五城目町にとって神社一帯が重要な施設になっています。

 

五城目神明社祭典は2日間に渡り行われます。

 

1日目の宵祭には地元伝統の「番楽」の共演会が開かれ、2日目の本祭は大名行列に扮した一団が町を練り歩きます。

 

それぞれ1日目と2日目に分けてご紹介します。

 

 

 

◯1日目 番楽共演会

 

1日目の夜になると、神社内に提灯がいくつも並んでいる神秘的な雰囲気の中で番楽共演会が行われます。

 

番楽の起源は、修験という山伏の宗教的な踊りであったと言われています。

 

中世から江戸初期にかけて広く普及するようになり、五城目町にもこのころ定着しました。

 

今では番楽は五城目町の伝統芸能ですが、約500年の間に武士舞や女舞と様々な形に変わり受け継がれてきました。

 

全国でも番楽は特殊であり、伝統として残っているところは少ないです。

 

五城目町は番楽を無形文化財に指定しており、楽に使われる面に関しても有形文化財に指定しています。

 

そんな歴史ある番楽ですが、年々担い手が減少しています。

 

かつては西野、中村、恋地、山内とあった番楽のうち、今も活動しているのは山内番楽保存会だけだそうです。

 

町では番楽を守っていこうと、小中学校、山内番楽保存会と協力して「五城目番楽教室」を開きました。

 

教室を開いたことにより子供達が何人か入ってくれたそうです。

 

子供達が踊る番楽は可愛らしくもあり、それでいて伝統を守ろうとする強い意志も感じられます。

 

今では番楽の保存、促進を目的にイベントなどで子供達の舞も披露されています。

 

そして神明社の祭典前日にも番楽共演会がおこなわれ、外の町の番楽も参加するなど番楽の発展に寄与しています。

 

舞をする際は軽やかな囃子に合わせて番楽の練習結果を存分に発揮し、観客を沸かせてくれます。

 

演目はその時により変わりますが、一ノ谷の戦いて?の「熊谷次郎直実と平敦盛の一騎打ち」の場面や「壇ノ浦の戦い」、「曽我兄弟」、「山の神」、「獅子踊り」などが演じられます。

 

 

 

 

 

◯2日目 五城目神明社祭典

 

2日目は五城目神明社祭典の本番です。

 

五城目町神明社祭典は地域の五殻豊穣と安全を願うのが目的だそうです。

 

祭典は天狗のように鼻が長い猿田彦が先導する形になります。

 

その他にも、太鼓をたたくもの、天照皇大神宮の旗を持つ者がいます。

 

祭典参加者は昔の大名行列のように町の中を練り歩きます。

 

今では少子化の影響で子供達が減ってきているそうで、参加者が年々減ってきているのが問題になっているそうです。

 

町民含め観光客にも五城目神明社祭典の良さを知ってもらい、五城目町が推し進めている移住により参加者が増えて欲しいですよね。

 

とりあえず、まだまだ400名以上の子供達の参加者がいるそうなんで活気がある祭典になっていますよ。

 

家の前にお酒やお米を置いてある所があるのですが、ここで御神輿を下ろします。

 

食べ物や飲み物は神さまに献上する意味合いがあるのでしょうかね。

 

また神輿が練り歩く道には出店もでるので、子供達にも大人気ですよ。

 

伝統と活気に溢れる五城目町神明社祭典に是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

◯住所

 

南秋田郡五城目町字神明前115

 

 

 

◯連絡先

 

五城目町商工観光課

 

TEL018-852-5222

 

五城目神明社

 

TEL018-852-2950

 

 

 

◯入場料

 

なし

 

 

 

◯祭典日時

 

5月第3週の土曜日、日曜日です。

 

1日目は夜に演目が行われるが、正確な時間はその時によって違うので要確認。

 

2日目の祭典の時間は10時?16時(こちらはあくまでも例年の予定です。正確な時間は要確認)